最近、愛猫がひざの上に乗ってきたり、ぴったり寄り添うようになっていませんか?
甘えているには違いないのですが、獣医師・沖田将人先生によると、単に寒いから飼い主さんの体を借りて暖をとっているという意味合いのほうが強いそうです。
猫といえば“こたつ”。童謡「雪」にもあるように、「猫はこたつで丸く」なる季節になりました。
でも、猫のこたつ好きに、実は危険が潜んでいます。以下、沖田先生の解説によります。
こたつに入り浸る愛猫に注意
「若い猫などは熱過ぎると、自分でこたつから出て体温調節をします。でも年老いてあまり動きたがらない年齢の猫は、体温が上がりすぎてしまう危険性があります。さらにこたつの電気コードをかじると、感電死してしまう可能性もあるので、ひもなどをかじるクセのある猫はこたつに近づけないほうがよいでしょう。」
「こたつの中に入れて」と入ってくるのはよいとして、愛猫が年老いている場合は、時々様子を見てあげてください。
愛猫が若くても、イタズラ好きな場合は注意が必要ですね。
また、飼い主さんんが、長時間こたつを離れる場合は、スイッチを切った方がよいと思います。
こたつの中に洗濯物入れていたため、また、こたつの掛け布団が中に入り込んでいたため、家事になるケースがあります。
昔ながらの掘りごたつで、豆炭を使用している場合は、一酸化中毒に注意してください。
寒がり猫のために暖房器具は必要か
「室内で飼育しているのであれば、基本的には毛布などだけでも十分ですが、湯たんぽなども喜んでくれるようであれば使っていいでしょう。ただし、毛布にせよ、湯たんぽにせよ、猫がかじったりすると危険です。様子を見てあげられるときに置いてみて、猫が悪さをしないか確認してから継続しましょう。」