犬の咬みつき事故 飼い主より他人に咬みつくケースが多いので注意


 
犬の咬みつき事故は、環境省が集計し、毎年公表しています。
 
その「犬による咬傷(こうしょう)事故状況」によると、2015年の咬みつき事故は4373件(人以外も含む)で、飼い主や家族が207人に対し、他人が4087人でした。
 
飼い主や家族に咬みついた件数の約20倍、他人に咬みついていることになります。
 
通行中にいきなり咬まれたという例が多いそうです。
 
ちなみに、郵便などの配達中に咬まれるケースは、724件発生しています。
 
 
動物に咬まれると、動物から人間にうつる感染症「動物由来感染症(ズーノーシス)」にかかる可能性があります。
 
日本では、咬みつき事故後、咬まれた人が動物由来感染症を発症したかどうかの調査はされていませんが、アメリカでは5人に1人が犬の持っている感染症に感染しています。
 
 
飼い犬が小型犬だからといって安心せず、散歩中は十分な注意が必要です。
 
小型犬でも、飛びかかると、小さな子どもなら簡単に倒せます。
 
 
咬んだことによって他人が感染症を発症しり、ケガをすると、損害賠償金や慰謝料を払わなければなりません。
 
また、場合によっては、飼い犬は保護対象となり、保健所によって殺処分されます。
 
 
ペットの犬から感染するリスクがあるもの
「パスツレラ症」「皮膚糸状菌症」「エキノコックス」「狂犬病」「ブルセラ症」「Q熱」「レプトスピラ症」など
 
 
 

タイトルとURLをコピーしました