タイムリミットは3日。
3日も便秘が続くと、吐くようなしぐさをします。
3日間ウンチが出なかったら病院へ!
猫の便秘を放置すると、「巨大結腸症(きょだいけっちょうしょう)」という病気になる可能性があります。
<巨大結腸症>
名前のとおり、大腸にウンチがたまりすぎて、大腸の大部分が大きくなる病気です。
猫の巨大結腸症画像(Google 画像検索)
下の画像をクリックすると、Googleの画像ページにとびますが、グロ注意!
ウンチが詰まったまま放置すると、命にかかわります。
治療は症状の段階によって異なりますが、次のような処置が行われます。
・便軟化剤の投与
・浣腸
・便のかき出し
・拡張した結腸の切除手術
・骨盤腔拡張手術
一度巨大結腸症になると、食事療法や薬の投与など、継続的な治療が必要となってきます。
猫の便秘の原因
・交通事故などで骨盤が変形している
・腰椎の欠落
・水分摂取量が少ない
・運動不足
・肥満
・ストレス
などが猫の便秘の原因だとされています。
<腰椎の欠落とは>
腰椎(ようつい)が1個足りない(通常は7つ)子がときどき産まれてきます。
これは日本猫の特徴で、遺伝的要素が強いといわれています。
日常生活に支障はありませんが、便秘やオシッコの病気(下部尿路疾患)になりやすい傾向にあります。
カチカチウンチをするようでしたら、ウエットフードを与えることで水分補給になります。
夏場は下痢になる猫が多いと思いますが、クーラーがきいた部屋にいると、あまり水を飲まずに便秘になることがありますので注意しましょう。
参考:『うちの猫の健康をまもる本』(学研)